【ヴィノルンゴの設置】
テレビ情報番組で使用された設置・操作の動画をアップしました。
- 本装置は一定の環境に設置、その場所で固定して使用されることを前提とした精密装置です。
- 一定の環境とは温度が7~32℃・湿度40~60%の屋内、振動を与えない、直射日光が当たらない、発熱器具から離れている、水や液体がかからない場所、背面は12㎝以上の空け、物を置かない、背面上部は熱を逃がす十分なスペーを空ける、その他、
- 使用用途は飲料(ワイン・お酒・ウイスキー・633㎖瓶ビール、ジュース・水など)をガス置換保存し、美味しくサーブするための装置ですが、果汁入りジュースなど大きな固形物のある飲料には使用できません。
- 糖分が流路に付着して固形化しないように、常になんらかの飲料または水の入ったボトルを設置しておいてください。
【設置場所に関する重要なご注意】
一般的な小型冷蔵庫と同じですので、宅配便で本体が届きましたら、開梱し設置をお願いします。
背面は高温になるため、背面には物は置かないでください。そして熱を逃がすため12㎝は開けてください。背面から上部からも熱を逃すため十分なスペースを取ってください。
【設置台の理想的高さ】
多くの方が、5,000円以上のフルボディの赤ワインにはルンゴN2(8-12本置換/1ボトルの置換に160円)を、それ以外ではルンゴCO2(20-30本置換/1ボトルの置換に約65円)を使用されています。どちらも酸化抑制は約60日間酸化から守ります。
ルンゴガスカートリッジは不純物が極めて少ない高純度の不活性ガスおよびJIS規格の容器を使用しているため、レギュレーター(減圧ガス出力装置)の詰りやガス漏れリスクを軽減します。レギュレーターは高額なパーツですが、一度詰まらせると修復はできません。
【専用ガスカートリッジの装着】
はじめてガスカートリッジを装着する時の失敗率(ガス漏れ率)は約62%です。2度目からの失敗はほぼないようです。
- 背面上部のパネルの四隅のネジを緩め、パネルを取り外す
- 新しいガスカートリッジのキャップを外す
- 一方の手で装置のコネクター部分、もう一方でカートリッジを持つ
- ネジ部とカートリッジの取付口を適切に合わせ、カートリッジを指で軽く回して行く(コネクターが回転してガスチューブがねじれないように注意)
- 指で軽く回らない場合は斜めに挿入されている可能性あり。(斜めに装着すると、取り外しが困難になるだけでなく、カートリッジ取り付け口のパッキンが傷つき、漏れの原因になる可能性があります。
- 軽く当たったところで一度止まる
- 心の準備をして、カートリッジを握り、一気に止まることなくねじ込む(漏らさないように)
- ガスチューブとコネクターの接合部が上向きになっていることを確認
- 圧力計を確認し、8~20PSIの間を指していれば正常です。
- それより低くても注げれば問題ありません。
- カートリッジを装置内に戻す
- 背面上部のパネルを取り付けます
【ガスカートリッジに関する重要事項】
- 装着したガスカートリッジは途中で交換はできません(取り外すと残りのガスがすべて抜けてしまいます)
- ガスカートリッジ1本で8〜12本(ルンゴN2)、20-30本(ルンゴCO2)のボトルにガスを充填できます。
- 多くの方が、5,000円以上のフルボディの赤ワインにはルンゴN2を、それ以外ではルンゴCO2を使用されています。どちらも約60日間酸化から守ります。
- ガスカートリッジのガス漏れ防止に小型ボンベにシールテープやワセリンは使用しないでください。小型ガスカートリッジや小型ボンベは頭頂部とパッキンを密着させて気密します。シールテープを巻くとパッキンとの密着度が低下してガス漏れを起こします。 ワセリンは潤滑油ですからネジ部に使用すれば緩みやすくなるのでガス漏れを促進します。
【庫内温度の設定】
▲を長押し、少し時間がかかります
- 画面が点滅したら、▲▼で温度を設定(7~18℃)
- 決めた温度でボタンから指を離し、しばらく待つ
- 画面が変われば設定完了
【ボトルの設置 】(細菌混入をさけるため、チューブには素手で触れないでください。3日で風味が変わります。)
- 装置の電源が切れていることを確認後、前面ドアを開く
- 庫内には黒いプラスチックキャップの下にシリコンスクリューキャップがあり、そこから二本のチューブ(ガスの出る短いチューブとボトル内の飲料を運ぶ流路)があります
- 設置可能なボトルサイズは形状にもよりますが高さ約290-330mm、口径約90φ㎜です
- 片側の手で黒いプラスチックキャップを握りチューブの位置をコントロール (黒いチューブに触れない)
- もう一方の手でボトルの真ん中あたりを握り、ボトル内にチューブを挿入し、上部に持ち上げ、シリコンキャップにねじ込む
- しっかりとキャップができている事を確認後、庫内にボトルを設置しドアを閉めます
- 手の雑菌が付かないよう、チューブには絶対に触れないようにお願いします(触れると3日で風味が変わります)。触れてしまった場合はきれいな布等で必ず拭いてください。
- 電源を入れます
- ボトル内をガス置換するため、また流路に飲料を満たすため、連続注ぎボタンで少量注いでセット完了
【ボトルの交換時 】
- 空のボトルを外します。
- (ボトルキャップの高さの調整)片方の手でチューブを握り(細菌の付着を避けるため、布やティッシュ等で握り)、もう一方の手で黒いキャップ上に上げます。
- (ボトルの装着)片方の手でキャップを握り、黒い飲料チューブの位置をコントロールしながらボトル内に挿入してください。
- ボトルを持った手を右左に動かしながら、下から持ち上げ、ボトルをキャップに装着してください。(キャップは回しません)
- 装着後、ボトルを庫内に設置し、黒いキャップを下方に下げます。
- 装置中に黒いチューブに手が触れてしまった場合はお湯に浸した布で拭くか、食品用アルコールで軽く消毒してください。手の細菌が飲料に混入すると細菌が繁殖し、2~3日で風味が変わります。
【飲料を注ぐ】
- ボトルマークの注ぎボタンは、押している間注ぎ続けます。
- グラスマークの注ぎはボタンは押して、指を離して0.5〜1秒後に、押した回数分の容量を注ぎます。
- 例えば、ワンプッシュを30mlに設定していて、90ml注ぎたいときに、3回押して(押す離すを3回繰り返す)指を離すと、3回分(90ml)をまとめて空気を巻き込み美味しく注ぎます。
【注ぎの注意事項】
- 装置をはじめての方が注ぐ時に多く発生するトラブルですが、「グラスボタンを押すと注ぐ」という固定観念により、グラスボタンを押しても注げないため、何度か押してしまい、ボタンから指を離した後に2〜4倍注いてしまう事です。その時、グラスを注ぎ口から離していると大切な飲料を床にばら撒いてしまいます。
- グラスボタンは離して0.5〜1秒後に注がれることを、知って頂くか、押している間だけ注ぐボトルマークのボタンだけをご使用頂くと、上記のトラブルは回避できます。
美味しい注ぎ方←クリック
必要に応じて下記の設定変更を行ってください。
【ワンプッシュボタンの注ぎ量を変更】 ( 出荷時は1プッシュ30mlに設定されています)
1. 電源を入れる
2. かんたんマニュアルの“プリセット量の変更”をご参照ください
3. を数字(現在の設定温度)が点滅するまで長押し
4. H2表示後、現在の設定量が点滅
5. 点滅中にを操作し、希望の注ぐ量を設定
6. 希望の量が現れたら、ボタンから指を放す
7. 途中で点滅が消えてしまった場合は、もう一度3からやり直す
2. かんたんマニュアルの“プリセット量の変更”をご参照ください
3. を数字(現在の設定温度)が点滅するまで長押し
4. H2表示後、現在の設定量が点滅
5. 点滅中にを操作し、希望の注ぐ量を設定
6. 希望の量が現れたら、ボタンから指を放す
7. 途中で点滅が消えてしまった場合は、もう一度3からやり直す
*注ぎ量は測量して注いでいません。(極力ボトルから注ぎ口までに異物に触れないように設計しています)
ガス圧と噴射量で注ぎ量を制御しているため、ボトルの素材や飲料の残量により影響を受けるため+/- 5~20%程度の誤差が生じます。
ポンプや飲料の測量を排除することにより、飲料の風味ロス、無駄、澱の注ぎを抑えています。
【注ぐ量のキャリブレーション(ゼロ点合わせ)】
設定した注ぎ量と実際の注ぎ量が20%以上差がある場合はキャリブレーションをお勧めします。
新鮮さを保つため計量して注いでいません。ガス圧によりボトルからダイレクトにグラスに注ぐ方式のため、室温、ボトルの材質や形状などにより+/-10%程度の誤差が生じます。
誤差を最小限におさえるため、ガスカートリッジからボトルまでの流路系(ガスおよび飲料)の距離は最短にしていますが、温度や湿度によりガスチューブの径が変化し、誤差が生じます。
環境による誤差を最小限に抑えるため、装置の設置時または移動時には必ず下記のキャリブレーションを実施してください。
- 後述のボトルの設置法を参照し、水の8割入ったボトルを装着します。
- グラスまたは計量カップを用意し、連続注ぎボタンを押し、少し注ぎ流路を水で満たして下さい。注いだ水は捨てて下さい。
- “>🍷ボタンを押し、グラスまたは計量カップに注ぎ、計量してください。
- 計量値が30ml+/-2ml程度であればご容赦ください。
- もし計量値が多い、または少ない場合はキャリブレーションを行います。
- 💡を長押しすると画面が”H3”表示のあと、数字が点滅します。
- 点滅している間に▲▼ボタンで数字を変更します。(現在出荷している装置の多くは26前後が適切ですが、環境により異なります)
- 数値を1上げると注ぐ量がおおよそ2ml程度増加、1下げるとおおよそ2ml程度減少します。(例えば最初の計量値が26の場合、H3の表示を2上げると約30mlになります。)
- 数値の設定後は手を放してください。
- グラスまたは計量カップを用意し、🍷ボタンで注ぎ、再び計量してください。
- 計量値が30ml+/-2ml程度であればOKとしてください。
- もし計量値が多い、または少ない場合は6~9までのキャリブレーションを繰り返し行ってください。