美味しくソムリエサーブ、そして 新鮮さを長く保つ原理
美味しく注ぐ仕組み/ ソムリエサーブ
- 各飲料に合った飲み頃温度で注ぐ
- 空気を巻き込み注ぐ
- 澱や異物の混入抑制とクリーンな流路のため臭い匂いが残らない。
ボトルを設置するキャップには2本のノズルがあり、1本はボトル内の飲料を注ぎ口まで運ぶ特殊なチューブ、もう1本は抗酸化ガスを噴射するノズルです。専用に調整された高純度ガスの噴射圧により、設定した量の飲料がチューブ内を上昇し、ノズルから飲み頃温度で空気を含み、美味しく注ぎます。
- ポンプなし、ルンゴガスの噴射圧により飲料を押し上げるため、底に溜まっている異物(澱・色素・沈殿)の多くは底に残り、飲料への混入を抑えます。
- 滑らかな医療用に使用する流路系パーツを使用し、サーバー類のトラブルで多い、臭いや異物(色素・汚れ・細菌など)の付着や持ち込みを抑えます。
美味しい注ぎ方 ←クリック
酸化や変質を抑制し、新鮮さを保つ仕組み
- 開栓してから飲み終えるまで、変化のない一定の低温で静置保管
- 99.995%以上の高純度の特注窒素ガスカートリッジを使用し、固体や液体に溶けやすい空気中のガス成分(二酸化炭素、アルゴン、酸素)を置換8万分の1まで減少させ、固体や液体の変質(風味変化や酸化)を抑制します。
- 業務用の大型サーバーでは装着する窒素ボンベの純度に風味維持力や酸化抑制力は左右されます。純度が0.01%低いだけでも風味ロスも酸化も大きく進みます。最低でも特注で99.991%以上の純度をお勧めします。工業用は99.99%が主流です。
- ヴィノルンゴで飲料が臭くならない理由は、飲料に触れる流路系には匂いや異物(色素、汚れ、細菌)の持ち込みや細菌繁殖を抑える医療用のポリアミドを、金属部分はステンレスでも抗菌力の高い、歯科治療にも使用するSUS304を使用しています。 → 詳しくはココをクリック
高純度窒素ガスに関して
- 窒素ガスは空気成分の中で比重が低く軽いため、個体や液体に溶けにくい性質のため、食品会社では風味や色を維持したい飲食品の酸化防止に使用しています。
- ガスは生体安全性、およびお酒類の新鮮さなど品質維持のため、特別に製造された純度99.9951%より高い、食品衛生法に準ずる高純度窒素ガスを使用しています。窒素ガス以外のガス成分は0.005%(2万分の1)未満です。
- 窒素ガスの純度は100%は存在しませんので、100%置換は不可能です。
窒素を除く他の空気中の主要成分(二酸化炭素、アルゴン、酸素)は比重が高く、固体や液体に溶けやすく、すぐに吸収されます。
それらのガス自体は不活性で無味・無臭ですが、溶け込みにより固体や液体の変質が懸念されます。
二酸化炭素では酸味・苦み・発泡性を増すため、生ビール造り等に使用されています。性質からはスパークリングワインや白ワインの酸化防止に良いかもしれません。
酸素は固体や液体を酸化させます。(熟成をもたらせ腐敗を導きます。)
アルゴンは日本において飲食品での使用歴史は短く、未だ情報が十分ではありませんが、固体や液体に溶け込んで酸素を奪うため、ある程度は風味や色合いに変化は生じると考えられます。