流路には異物(色素、澱、匂い、細菌など)が付着しにくい、生体内で使用する医療用パーツが使用されているため、ビール、ワイン、日本酒サーバー類に特に多いトラブル(詰り、色素・匂い・澱・細菌の付着)が極端に少なく、常に中身の入った飲料ボトルが設置されていれば、流路系のお手入れはほとんどありません。
また、シンプルな構造でポンプも使用していないため、日常のお手入れやトラブルも非常に少ない装置です。
厳選したパーツを使用しているため、毎日必要なメンテナンス作業はありませんが、長く快適に使用するため、下記を推奨します。
一度でもワインやお酒を注いだら、絶対にボトルを外した状態で放置しないでください。糖分が乾燥し流路に付着し、注ぎが弱くなったり、注げなくなったりします。
ボトル交換時:
- ボトルを外す前に、チューブ内の残りを出し切ってください
- 装置の側面、庫内、ドアパッキンを水またはぬるま湯で拭いてください
片方のノズルだけ、飲料の排出が弱くなった場合(ガスの残量はある場合)
- 何かが詰まっている可能性があります。熱い温水(60℃前後)を1/4程度ボトルに満たし、空気が出るまで連続で注いでください。
- 注ぎが細く、広がって飛び散るようになると要注意です(特に赤ワイン)。
飲料ボトルを取り外して、しばらく使用しない場合(飲料の糖分が固まらないように)
- 使用しない期間、水またはお湯が7割以上入ったボトルを設置してください。そのボトル設置時に120~360ml程度連続で注いで糖分を流してください
1週間以上飲料ボトルを設置せずに放置し、再開する場合
- 糖分がこびりついている可能性があるため、熱い温水を1/2〜1/3程度ボトルに満たし、空気が出るまで連続排出してください。
半年に1度:
- 背面は空気の対流で細かなホコリがつきやすいため、汚れを落してください。
チューブ洗浄後の処理
- 洗浄後はチューブに洗浄液(水またはお湯)が残っています。洗浄後は空気が出るまで流路系の残留液を出し切ってください。または空のボトルを設置し、流路系の残留液を出し切ってください。